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笑顔のかけ橋ひまわりの丘!
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高齢になり、様々な病気も重なると、食事を咀嚼したり、飲み込んだりする機能が低下して来ます。
気管や肺に入ってしまう「誤嚥」により肺炎を起こしてしまう高齢者はとても多く、それを防止するために食事形態を調整したり、飲み物にトロミを付けたりして対応しています。
とはいえ、こういった「嚥下調整食」には様々な種類があり、どんな方にどれを提供したら良いのかは中々わかりにくいものがあります。
これらについて、介護職にわかりやすく伝えるための「フードスタディ研修」が数回に渡っておこなわれています。
講師は栄養課主任で、管理栄養士の富松さんです。
咀嚼や嚥下を妨げる様々な要因や、嚥下の仕組みについて説明があった後は、実際に食感や飲み込みを体感してもらいます。
画像は魚の煮物ですが、左がミキサー食で、右がソフト食。
ミキサー食は舌で押しつぶすだけで飲み込めますが、ソフト食は咀嚼しないと飲み込むのが難しい・・
そんな違いを、実際にやってみることで学んでいきます。
トロミをつけたお茶も、飲んでみると喉の奥に残る感じがあり、食事の最後にトロミ茶を飲み、臥床することでその残ったお茶を誤嚥してしまう・・という話はとても納得が行くものでした。
最後に市販されている様々な嚥下調整食を味見してみました。
形態も様々ですが、どれも美味しい!
「お洒落な店で出されたらわからない」と皆さん驚いていました。
災害などによりライフラインが止まった際にも提供できるため、非常食としても活用されているそうです。
30分ほどの短い研修でしたが、とてもわかりやすく、学びの多い研修でした。
続編も予定されているとのことで、そちらも楽しみですね。